Nähe

世の中なんて知れば知るほど失望することばかりだ、きみにそんなことを知ってほしくない、きみの目を塞いで、いつのまにか陽だまりに連れ去ってしまいたい、落下する、どこまでも遠く狭い、窮屈な空や、凝固した大気、花びらが散る速度から、きみの手だけをひいて思いきって駆け抜けてみたい 走るのは苦手だ、けれどきみの手を取ってしまえば、どこにだって行ける、なんだって出来る、なんて最強の気分になってしまう