いつのまにか信じる、信じないの類のものに敏感になってしまったように思う いままで信じてきた人にどれだけひどいことをされても、裏切られたなんて言えなかった だって、信じて、なんて言われていないから 勝手に信じて勝手に傷ついただけだった わたしの…

おれの代わりなんかいくらでもいる。オレが消えれば皆代わりを探し出し見つけ、いつものように生活を始める。わらう。なく。よろこぶ。おこる。あさごはんをたべる。ねむる。その全てがなんの問題もなくあなたたちの中で成り立っていく。ずっと揺るぎないも…

わたしたちの意思疎通が世界を耕していく 開示、認識、おだやかでいること 部屋にブルーシートを敷いて生活したい たーんたーんたららーんたんたん 微睡みと、浮腫んだ昼下がり 温度のない、ひんやりとした午後の反射光 揺らめいている夏の大気で、喉がつま…

クリスマスの日に書いた

薬局にいる 椅子の上に荷物を忘れていった人へ 走って届けた 走ったの、久しぶりだった 薬局の人にお礼を言われた 今日はクリスマスだ 冷たい空気と青 きらきらひかる星の飾り 電飾なんかで、世界の色がまるで変わって 人々や街は停滞している あの星は、反…

かなしい

せつない

ギャルに服装が派手って言われた ギャルに言われたってことはこれはもうギャルに勝ったってことでいいですか!? とおもったけど そう言うところがもう負けだ みんなわたしのこと消そうとしてるんじゃないかと思う、だから必死に自分を殻の中に隠して、なん…

トゥルー&

弱火でじっくりゆっくり煮詰めた自分と、熱々の油が飛び散るフライパンでサッと炒めた自分、あなた方の中でなにか違いがあるのだとしたら、心底落ち込んでしまう、どんな自分だって自分だ、全部認めてまとめて、必要としてくれはしないか、 そっと入水するよ…

友達・未来

終わりがきてしまうことを信じて疑わない、だから、終わりがきても大丈夫なように、終わりを想定した言葉を映像を残した 自分がいつ終わりを見ても、感じても、大丈夫になれるように予行練習している つまり自分は終わりしか見ていない、正確にいうと、終わ…

Nähe

世の中なんて知れば知るほど失望することばかりだ、きみにそんなことを知ってほしくない、きみの目を塞いで、いつのまにか陽だまりに連れ去ってしまいたい、落下する、どこまでも遠く狭い、窮屈な空や、凝固した大気、花びらが散る速度から、きみの手だけを…

やさしい線をなぞっても、 やさしい線にはならなくて 佇んでいる景色が無の音を立てて 静かな変形、忙しく形を変える それは地獄だったかもしれない 指を遮った影がなんなのか、 そこから目を逸らして、いる 無味無臭、無色透明 溶けていく 言葉の濁流に襲わ…

自分を傷つけるものはたくさんあって、それにちゃんと傷ついているし、ちゃんとそこを見ている、自分を傷つけるものや人、不安にさせる全ては、ちゃんと自分のことを見ていてくれているだろうか、ちゃんと、自分が傷ついているその一点だけを見つめていてく…

幸せを迎え入れる心の余地を

鉛のような鉛

もじというのはえいえんでかんじょうというものはえいえんである かいてもかいてもおわらない かんがえてもけつまつがない ぼくらにんげんはゆくすえがない じめんからいってきながれるあさひは とてももじにはならないだろう きみのこともとうてい、かんじ…

ひとさしゆびいっぽん

眠れない夜はつづく。終わりは果てしない。うまくいかないとき、すべてがうまくいかない。じぶんの過去を何気なく癒してくれる、あめの音、冷える足先、指先、半分しかない生命線、曲がった中指、すこし長い小指、真っ暗な部屋、電気にむかってのばした、あ…

ながれるこころ

天井の裏を流れる 誰にも邪魔されることなく流れる しずかにながれこんでくる きらきらひかるそれは滑らかな、水気のない滑りを